コロナの3年生の8月にヨーロッパに転校することになりました。現地校の算数の進みは日本より2年ほど遅れていましたし、日本の補習校も教科書をたどる程度で難しくもなくついてはいけてはいたのですが、数年間駐在している方たちが「言語も、勉強も中途半端で帰国後これで大丈夫か」と不安を口にしていて、私も「確かにそうだよな…」と思い始めていました。
一年近くを過ぎたあたりから、中学・高校を受験するために帰国するという方が数人出始め、良い機会かと中学受験のメリットとデメリットに関して娘に話をしてみたところ「中学受験をやってみたい」ということになりました。海外でもできる通信教材に申し込み、受験生のスタートを切ったのですが、中学受験の特殊な問題に親子で四苦八苦し、「なんで理解してくれないんだ!」と喧嘩が絶えず助けを求めたのがeFFISAGEでした。
担当していただいたY先生はしいお姉さんのような存在で、勉強の楽しさを教えていただきました。
本人の希望で6年生の時帰国して塾に通う事にしたのでeFFISAGEはお休みすることにしたのですが、塾で成績が振るわなく、私ではどうしようもなく心が折れてしまった時、娘が「話をしたい」といったのはY先生でした。
塾でクラスが上がった時、試験に落ちた時、そして、合格した時「先生に伝えたい!」とメッセージのやり取りをさせていただきました。
本当に信頼できる先生に出会うことができたのは娘にとって宝です。
先生を紹介していただいた担当の方にも勉強面だけではなく、親側からの悩みや愚痴もたくさん聞いていただけましたし、アドバイスや時には厳しい言葉をいただけて背筋を正せることができました。
受験のプロの話を聞くことができ「これは受験だけの話ではないな」と気づくことが沢山ありました。
無事に中学に進学し、楽しい学生生活を送っている娘ですが中学受験を通し本当に精神的に大きく成長できた気がしています。
中学受験は自分の受験より、ずっとずっと精神が擦れ切れ大変でした。
やって良かったか?と自問すれば(志望校に受かったからとは関係なく)本当にチャレンジして良かったと思っています。
親子の絆も深まりましたし、娘は将来についての責任や自覚を学ぶ事ができた気がしています。それを気づくきっかけになったと思います。
娘の精神の成長をより近くで一緒に体験し、見守れるのは中学受験だけだろうと感じました。