小論文
高校入試で課される小論文・作文は「意見文」です。課題文や表やグラフ、決められた題などをもとに、あなたはどのように考えるのか、あなたの意見を書く必要があります。稀に「感想文」を書いてしまう人がいるのですが、その場合は減点、もしくは点数がもらえない場合があります。自分の意見を主張し、その意見が正しいといえる根拠となる具体例を挙げることが求められます。
そして、入試作文にはその書き方があります。その書き方を使いこなせるようになれば、作文で高得点が得られます。その使い方も、少し練習を重ねれば慣れることができるようになります。
一般入試小論文・作文を書くときに
- むだのない表現でシンプルに書く
- 設問文で指定されている条件を満たす
制限字数は200字から250字程度です。凝った表現は使わず、簡潔に書くことが大事です。
ただ、短い文章にまとめて書くことはすごく難しいので、練習が必要になります。書いたものは必ず添削してもらって精度を上げていく必要があります。
制限字数(多すぎても少なすぎてもダメ)・段落構成・内容・原稿用紙の使い方などの指定条件を必ず守りましょう。
ほとんどの都道府県の一般入試では、国語の問題の一部に小論文・作文を出題しています。作文だけの独立した試験ではないので、制限時間内に読解問題や知識問題を解いたうえで、作文も書き上げることが求められます。ただ、だからこそ内容が表面的であってもミスのない日本語で書かれていれば高得点を得られます。
面接
高校入試では多くの学校で面接試験が課され、評価の対象として重視されます。
面接攻略のために
- 面接におけるマナーを身に付けること
- 海外での経験についてまとめ、自分の言葉で伝えること
- 受験校の面接形態を知っておくこと
面接では質疑応答だけでなく、入退室や姿勢、言葉遣いなどのマナーも評価されます。正しいマナーを頭に入れて、繰り返し練習する必要があります。
滞在国について問われた場合は、1つの回答に対してさらに深く問われるときもあります。これらにしっかりと対応できるように、「滞在国で印象に残った経験」や「そのとき感じたこと・学んだこと」などの、自分にしか語ることのできないことをまとめ、伝える練習をする必要があります。
「海外生活のなかで現地の人が大切にしていると感じたことは?」「滞在国と日本の学校生活における違いは?」のように、海外での経験を踏まえて答えるものから、「本校の印象は?」「建学の精神を知っていますか?」のように、国内の一般生に問うようなスタンダードなものまで、質問テーマは多岐にわたります。
海外での経験をまとめておくことはもちろんですが、志望校の校訓やその学校ならではの学校行事、教育プログラムなどについても、事前にしっかりリサーチしておきましょう。
「個人か、集団か」「英語か、日本語か」など各高校のによって変わってきます。受験校に合わせた対策をしていく必要があります。