面接試験
面接官は以下の4点を見ます。
1.学力検査や調査書では測れない受験生の人格や性格、意欲はあるかなど
2.事前に提出した調査書の書類などにある疑問点を解決する
3.受験生の入学する意志はあるか
4.受験生が校風になじめるか、校則を守れるかなど
多くの受験生は、上記のような予想される質問に対しての答えをあらかじめ暗記した上で練習します。ただ答えを暗記するだけでは意味がないです。面接官は、受験生の本当の姿を知るために、志望動機や海外生活とは関係のない、全く予想もしていないようなことを質問したり、ひとつのテーマに絞り込んで、そのことについてどんどん掘り下げて質問してきたりします。そのため、答えを用意して暗記するだけでなく、これまでの海外生活での豊かな経験や体験を踏まえて自分なりの考えや意見をしっかり言えるようにしておくことが大事になります。そのためには、これまでの海外での生活を親子で振り返るような機会を設けて、それをしっかり自分の言葉でまとめていく必要があります。
また外見がその人の第一印象を決める重要ポイントであることも事実です。日本の文化、習慣=常識として、公の場に出る際の服装や頭髪などについては、その場にふさわしい身だしなみを心がける必要があります。
作文試験のポイント
作文を書く上で以下の基本的な部分は必ず確認をしてみてください。
1.原稿用紙の使い方:句読点・記号・符号が適切か、字数制限が守られているかなど
2.文字の書き方:仮名遣い・送り仮名・漢字等が正確か、文字が読みやすく丁寧かなど
3.語句の使い方:主述の呼応や修飾語と被修飾語の関係が適切か、文体の統一など
基本的な部分が確認できたのであれば、次に以下のことを意識して練習してみましょう。
1.取材の仕方:課題に合っているか、材料・資料が適切に取り上げられているかなど
2.構成の仕方:段落区分・段落の順序・展開は適切か、書き出し・結びの工夫など
3.論旨のまとめ方:筋道の明確さ、主題がまとまっているか、説得力があるかなど
作文を課すということは、当然その内容がその高校に入学する生徒としてふさわしいものかどうかという視点で作文を評価していることは間違いないでしょう。そういう意味で、内容的には次の2点を絶対に守るべき事項として念頭に入れておく必要があります。
1 課題に対して、前向きかつ建設的な姿勢で意見や考えを述べること
2 海外での経験や体験から得たものを中学生活に積極的に生かしていこうとする姿勢で書くこと