■ 居住地:アメリカ
■ 通学先:現地校
現地校駐在で在米歴は7年目になります。娘は年長の時に渡米し、現地校に通うとともにすぐに補習校に通い始めました。
渡米すぐは、現地校で思うように伝えられないもどかしさもあり、補習校へ通い日本語で話せる環境は、娘の情緒の安定にもとても良いものでした。
渡米前に、駐在が長くなると日本語の維持が難しくなるという指導をいただいていたので、家庭内での日本語の使用を厳守し、テレビや本、漫画でもたくさん日本語をインプットしてもらうもうよう心がけていました。
だんだん英語がネイティブの子に追いついて来ると、日本語補習校へのモチベーションは下がり始めたので、いずれ日本の学校に戻るために継続が必要だと繰り返し説明しました。幸い娘は日本語も好きで抵抗を示すことなく通うことができていました。
四年生の途中で別の州へ転勤となり、補習校も変わりました。前の補習校は駐在子女が7割以上でしたが、新しい補習校は永住者が6割以上で、コロナもありオンラインで午前中のみの4時間授業となってしまいました。
補習校の規模や、駐在者と永住者の構成割合によって、日本の学校に戻れるレベルが目標となるのか、日本語を維持することが目標になるのかが変わってくることを目の当たりにしました。
こちらの補習校では高学年になると、補習校に加えてオンライン塾を併用している駐在のご家庭が多くなるようです。
娘が六年生になると、補習校の進み具合や、他の子が問題を解いているのをみんなで待っている時間などがもどかしいようで、自分のペースで勉強をしたいとの希望を言うようになりました。
補習校でのお友だちとの日本語の機会は貴重なものでしたが、本人の希望もあり、補習校は小学部卒業で終わりとしました。
周囲のご家庭に塾や個別指導の様子についてうかがうと、日本の先生だと時差の都合で、こちらの夜遅くからなどになってしまっていることや、グループ塾は曜日や時間がすでに決まっているので、習いごととなどと時間を合わせるのが大変だとの話を聞きました。